えちご三四郎のオーガニック(有機)栽培
自然にやさしいものは、みんなにやさしい
当農場のある新潟県三条市下田地区は、周囲を山に囲まれた自然の豊かなところです。
地域の中央には五十嵐川が流れ、信濃川に注ぎ込みます。
地元の自然を守り、下流地域の水源も守る有機栽培の取り組みは、 安全で安心な農産物を育てることにもなっています。
美味しい米を作ることにこだわる
- 土づくり
- もみ殻や稲わら等には乳酸菌等の微生物がおり、田んぼにすき込むことで有機物を分解します。稲を健康に丈夫に育てる第一歩です。
- きれいな水
- 広葉樹の多い山々から流れる水を集めた農業用水を使っています。山の間を流れる用水は夏でも結構ひんやりとしています。
- 栽培管理
- 近年の猛暑は稲作においても、影響は大きいです。水の管理、穂肥のタイミングなど毎年生育状況を見ながら的確に判断します。
- 合鴨農法
- 田んぼの草取りは有機栽培にとって大きな課題です。雑草はあきれるほど早く大量に生えてきます。
そして、雑草が病気や害虫の温床となってしまうのです。合鴨を田んぼに放し、草を食べてもらいます。残ってしまうこともあるので、機械、道具、人手、総動員で草取りです。
- 大粒の選別
- 収穫後の小さい米を取り除く選別をするときに、大きな目の網を使っています。これにより大きな米粒を選別しています。
お米の一粒一粒を味わっていただけると思います。
- 昔ながらのコシヒカリ
- 当農場のコシヒカリは、コシヒカリBLという品種でなく、昔のままのコシヒカリの品種を栽培しています。
有機JASとは
- 化学合成農薬や化学肥料/化学合成土壌改良資材を3年以上使用せずに堆肥等(有機肥料)による土づくりを行った田畑で栽培
- 栽培期間中も禁止された農薬、化学肥料は使用しない
- 遺伝子組換え技術を使用しない
「有機JASマーク」は、国に認められた認定機関の認定を受け、厳しい生産基準をクリアし生産された有機(オーガニック)食品にのみ付けられるマークです。
わずかな有機栽培
有機JASで栽培している耕作地は、国内の全耕作地(田、畑、牧草地等)のわずか0.2%です。簡単に増やせるものではありませんが、安全で安心な農産物を多くの消費者の皆さんに食べて頂くために、 栽培技術の向上と継承をしていきたいと考えています。